
暑い季節になると、街中やオンラインショップでよく見かける「接触冷感」グッズ。
アームカバーやマスク、インナー、寝具など、あらゆるアイテムに“ひんやり”をうたう素材が使われるようになりました。
でも、その“冷たさ”、どれも同じって思っていませんか?
実は、冷感グッズに使われる素材にはいくつか種類があり、それぞれに特徴や肌への影響、冷たさの感じ方に違いがあるのです。
今回は「ナイロン」「ポリエステル」など、よく見かける冷感素材と、 シルク業界初の冷感生地を使用した、絹屋の「冷感シルク」シリーズを徹底比較!
冷感素材4タイプを比較
素材 | 特徴 | ひんやり度 | こんな人向け |
---|---|---|---|
ナイロン系 | ・価格が安く、加工が簡単なためバリエーション豊富。 ・吸水・吸湿性に劣り汗でムレやすい。 | ★★★☆☆ | コスパ重視 |
ポリエチレン | ・熱伝導率が高く、接触冷感性能は非常に高め。 ・ 吸湿・吸水性に劣り汗がべたつきやすい。 ・通気性に難あり、蒸れやすい。 | ★★★★★ | 冷たさ重視 |
冷感加工素材 | ・鉱物粉末を混入させたり、 キシリトールやメントールなどの冷感成分を後加工した。 ・成分による一時的な冷感効果が強いが、洗濯で効果が落ちやすい。 ・肌の弱い人は要注意。 | ★★★★★ | スポーツ用・ 短時間の使用 |
冷感シルク | ・天然素材で肌への優しさが抜群。 ・自然な冷感が心地良い。 ・吸湿性が高く、汗をかいても蒸れずに快適。 | ★★★★☆ | 敏感肌・快適さ重視 |
コスパ重視ならナイロン系の冷感素材
ナイロン系の接触冷感生地は、加工が簡単で色々な種類・カラーのアイテムをつくりやすい素材です。
価格も非常に安価なので、とにかくコストを抑えたいという方におすすめ。
ただ、吸水・吸湿性に劣るため、汗を吸わず、汗をかきやすい夏には非常に蒸れやすいというデメリットがあります。
冷たさ重視なら、ポリエチレン生地や冷感加工された生地を
ポリエチレン製の接触冷感生地は、非常に高い冷感性能を持つ素材として注目されています。
その特性から、夏の衣類や寝具、スポーツ用品などに幅広く利用されています。
▲ポリエチレンを使用した、冷感アームカバー(ブランド:Mateller)

また、鉱物粉末を混入させたり、 キシリトールやメントールなどの冷感成分で後加工した冷感生地もあります。
このような冷感加工された生地は、ポリエチレンと同様に、非常に強い冷たさを感じることができるのです。
冷感のレベルが非常に高いため、スポーツ時など、体温の上がりやすいタイミングでの使用もおすすめです。
しかし、鉱物・金属アレルギーや、キシリトールやメントールによる肌の刺激により、肌荒れを引き起こしてしまう可能性があり、アレルギー持ちの方や敏感肌の方には要注意の素材です。
「化繊負け」とは?化学繊維&化学物質による肌荒れ注意!

化学繊維(例:ポリエステル、ナイロンなど)に敏感な方は、かゆみ、赤み、湿疹などの症状が出ることがあります。
これは「化繊負け」と呼ばれ、静電気や繊維の刺激が原因とされています。
化繊負けの主な原因
1. 静電気の発生
化学繊維は静電気を帯びやすく、肌との摩擦で微細な電気が発生し、これが刺激となってかゆみや炎症を引き起こすことがあります。
2. 吸湿性の低さ
ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は吸湿性が低いため、汗を吸収しにくく、肌に汗が残りやすくなります。これが蒸れやかゆみの原因となります。
3. 肌との摩擦
化学繊維は天然繊維に比べて滑りが悪く、肌との摩擦が増えることで、刺激となりやすいです。
シルク業界初!肌に優しい「冷感シルク」

冷感シルクは、その名の通り、天然繊維のシルクをたっぷり95%使用した、冷感素材。
冷感素材のほとんどは化学繊維を使用しており、天然繊維、中でもシルクを使用した冷感素材はこれまでに無く、業界初となります。
ちなみに「アイスシルク」という似た名前の素材もありますが、こちらは「シルクのような柔らかい肌触り」の冷感素材で、原材料にシルクは使用されていません。
シルクは、人の肌と同じたんぱく質でできているため、摩擦が起こりにくく、肌への優しさが抜群な素材です。
さらに、吸湿性が高く、汗をかいても蒸れずに快適なので、汗によるかゆみや肌荒れの心配もありません。
「冷たい=気持ちいい」とは限らない?冷感素材の“落とし穴”

多くの冷感グッズには、「Q-max値(熱の移動量)」が使われています。これは“触った瞬間の冷たさ”を示す数値ですが、数値が高い=ずっと快適とは限らないんです。
特にナイロンやポリエチレンなどの化学繊維は、触れた瞬間はひんやりしていても、
- 汗を吸わずムレる
- 肌がかゆくなる
などのデメリットもあります。
敏感肌の方や、長時間身に着けるインナー・マスク・アームカバーなどには、“吸汗性能”、“肌への優しさ”や“通気性”も重要になってくるのです。
実は最強?天然素材「冷感シルク」の魅力

そんな中、じわじわと注目を集めているのが「冷感シルク」。
シルクというと「保温性」や「高級素材」というイメージが強いかもしれませんが……
「冷感シルク」は、かなり細いシルクを高密度で編み立てていて、肌の接地面が滑らかでサラッとした肌触りのため、触れると「ひんやり冷たい!」と感じるんです。
つまり——
天然繊維なのに“ちゃんとひんやり”する。しかも肌にやさしい。
これは、化学繊維にはなかなか真似できない魅力です。
さらにシルクは、
- 汗をしっかり吸収(吸湿性は綿の約1.5倍)
- 放湿も得意なので蒸れにくい
- 肌と同じ“たんぱく質”でできていて低刺激
- 紫外線を自然にカット(90〜98%程度)
と、夏の肌トラブルを防ぐ天然の“冷感・保湿・UVカット”素材として優秀なんです。
冷感シルクシリーズのアイテムを紹介!

シルクの吸放湿性で、汗蒸れや肌への張り付きを防いで、サラッとした着け心地が続きます。
絹屋のフェイスカバーは「顔の内側部分」のみシルク生地を使用したもののみの取り扱いでしたが、こちらは「耳ひもまですべて冷感シルク」の生地を使用。
耳元や、生地の触れるデコルテあたりまで優しいので、特に肌の弱い方にもおすすめです。
耳紐にはサイズ調整可能なアジャスター付きなので、男性にも気にせずご使用いただけます。

冷感生地のインナーが必要になる夏場ですが、背中などを中心に肌荒れが発生していませんか?
もしかすると、化学繊維の冷感生地による、化繊負けが発生しているのかもしれません。
シルク混率が高く、滑らかな肌触りで、化学繊維が苦手な敏感肌の方にもおすすめです。
また、シルクの吸湿・速乾性で汗をすばやく吸い取って、サラサラな着心地。
汗ジミ予防にも最適な冷感シルクインナーです。

冷感シルクシリーズの中で1番人気アイテムの、ネックカバー。
シルクが首元の汗を素早く吸うため、肌に張り付かず暑苦しさがありません。
シルクがデコルテまでカバーしてくれるのも嬉しいポイント。
しみ・しわ等ができやすい首元は、年齢の出やすい部分。
・シルクの天然のUVカット機能で紫外線を防ぐ
・摩擦が少なく肌に優しい
・着けるだけで保湿もしてくれる
など、自然と首元をケアしてくれる便利なアイテムです。

夏場の必須アイテムとして近年注目を浴びているアームカバー。
腕も意外と汗をかきますが、冷感シルクのアームカバーなら汗を吸ってサラサラな着け心地。
ひんやり冷感シルク生地が腕にフィットして、とても気持ち良いんです。
ロング丈・ひじ丈・ショート丈の3種類の長さがあるので、用途に応じて、自分に合った長さを探して頂けます。

枕カバーをシルク製のものに替えるだけで、髪や肌の摩擦・乾燥を防ぎ、簡単にケアが可能。
最近は様々なメーカーから、シルクの枕カバーが販売されています。
冷感シルクシリーズから、真夏の蒸し暑い夜でも涼しく快適に眠りにつくことができる、接触冷感の枕カバーが発売しました。
接触冷感でひんやりとするだけでなく、シルクが汗を素早く吸って蒸れを防ぐため、寝心地バツグン。
紫外線で髪や肌にダメージを受けやすい夏こそ、シルクの枕カバーでしっかりとケアすることが大切です。
まとめ|“冷たさ”よりも“心地よさ”で選ぶ夏素材

今や冷感グッズは選びきれないほど溢れていますが、
大事なのは「一瞬の冷たさ」ではなく、「一日中快適でいられるか」。
敏感肌の方、汗かきさん、日差しの下で長時間過ごす方には、
天然素材の“冷感シルク”という選択肢をぜひ知っていただきたいです。
「肌にやさしくて、ひんやり気持ちいい」
そんな理想の冷感グッズをお探しの方は、ぜひ一度「冷感シルク」の実力を試してみてはいかがでしょうか?