こんにちは。企画・WEBデザイナーの深尾です。
今回は2022年3月26日に新しくオープンした「絹屋 犬山店」についてご紹介します。
絹屋の直営店としては、サカエチカ店に次いで2店舗目となります。サカエチカ店とはまた雰囲気が変わり、趣のある外観となっています。
この記事では犬山店誕生秘話から、犬山店限定サービスの紹介もしていますので、ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。
築110年の古民家をリノベーション

店舗は、明治時代後期に建設された築110年の古民家をリノベーションして作られた趣のある外観。これまで様々なテナントによって改装が行われていましたが、できるだけ建築当時の姿を生かすように改装を実施しました。
“できる範囲のことは自分たちの手で”という思いで、内装などは社員らで改装しました。伝統のある建物に合わせた、こだわりの内装ポイントを3つご紹介します。
110年前の壁を、天然の漆喰で塗り替え。

前のテナントでは壁がベニヤ板で覆われていましたが、剥がしてみると110年前の明治時代の土壁や大正時代に塗られたと思われる壁が出てきました。
その上から、100%天然素材の漆喰で綺麗に塗り替え。漆喰には冬場の“乾燥”や夏場の“湿気”を防ぐ効果があると言われています。シルクにも同じような効果があり、シルクアイテムを取り扱う絹屋にぴったりの壁になっています。

無垢の杉板と蜜蝋で仕上げた、温かみのある床。

店内の奥、少し段差になっている部分は無垢の杉板に、こちらも天然素材でできた蜜蝋を塗っています。杉のフローリングはあまり馴染みがないかも知れませんが、日本家屋で一番素足に適しているのは温かみのある杉の木とも言われています。自然の木材は経年変化し、表情を楽しめるのもポイントです。
環境にも優しい自然な土間

元はくすみや傷などが目立っていましたが、磨き上げることでツヤや砂利の模様が出て、風合いのある土間に。上からコンクリートで隠すのではなく、あえて“磨くだけ”のシンプルな工程にすることで、ゴミを出さず、元の素材を生かした作りに。
他にはない珍しい“糸繰り体験”

大醐の直営店は星ヶ丘(ほほほ)・サカエチカ(絹屋)・犬山(絹屋)の3店舗になりますが、犬山店のみで行っているのが「蚕の繭からの糸繰り体験」です。
繭をお湯で煮て、水分を含ませた後、表面をブラシで擦ると1本絹の糸がスッと出てきます。そこから途切れることなく、一つの繭から約1,500メートルもの糸が取れるのは驚きですよね。
実際に店頭でスタッフが繭から糸を取っていますが、お客さまにも糸繰り機を回していただけます。他では中々できない貴重な機会になりますので、犬山にお立ち寄りの際にはぜひ体験してみてください。
意外と飲みやすい“桑茶の試飲”

糸繰り体験の他に、蚕の餌となる桑の葉からできた「桑茶」の試飲も行っています。見た目はかなり濃い緑色ですが、飲んでみると意外とスッキリ。少しとろみがあり、青汁より苦くなく、抹茶のような風味のお茶です。
血糖値の上昇を抑えると言われており、食前や食事中に飲むのがおすすめです。また、ビタミン、ミネラル・アミノ系の栄養素が豊富に含まれており美容にも効果があります。ノンカフェインなので寝る前のリラックスタイムに飲むのも◎

使いやすいティーバッグからお菓子などにも混ぜて使えるパウダータイプまで、様々な種類を取り扱っておりますので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
絹屋 犬山店に行こう。
今回、店舗の内装から犬山店限定の体験やサービスまでご紹介しましたが、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。日本の伝統から、シルクについて詳しく知る・体験できる「絹屋 犬山店」ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

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